River せせらぎ: The timbre of guitar #2 Rei Harakami(CD) (CD)
CD
¥2,420
タイトル : River せせらぎ “The timbre of guitar #2 Rei Harakami”
アーティスト : AYANESHINO
フォーマット : CD
レーベル : Musicmine / Sublime Records
品番 : MMDS25004
発売日 : 2025年4月25日
トラックリスト
01. the backstroke
02. first period
03. long time
04. さようなら - Sayounara
05. joy
06. 海1 - Umi 1
07. red curb
08. last night
09. 海2 - umi2
10. river
1996 年、東京を拠点とするレーベル Sublime Records は、当時26歳の日本人映像作家・ミュージシャンであったレイ・ハラカミからデモカセットを受け取りました。その翌年、彼のデビューアルバム『Unrest』がリリースされました。21世紀を迎える頃には、ハラカミは高い評価を受ける存在となり、日本国内では細野晴臣や坂本龍一に続く重要なアーティストとしての期待が高まっていました。しかし、2011年に40歳の若さでこの世を去り、その音楽遺産は広く称えられるべきものの、十分な認知を得ることなく残されました。その敬意を表して、才能あふれるクラシック・ギタリスト志野文音が登場します。彼女は、自身のアルバムシリーズ『The Timbre of Guitar』を通じて、エレクトロニック・ミュージックの名作をクラシック・ギターで再解釈する試みを続けています。その第1弾として、2021年にスイスのレーベル Mental Groove Recordsからリリースされた『Sakura: The Timbre of Guitar #1』では、ススム・ヨコタの名作アルバム『Sakura』をカバーしました。
今回、彼女は『River せせらぎ : The Timbre of Guitar #2』でレイ・ハラカミの楽曲を静謐でありながらも複雑な編曲で再構築しました。10曲におよぶギター演奏は、ハラカミの夢幻的なビートスケープの奥底に潜む、伝統的な作曲技法を紐解きながら、新たな視点で再構成した作品となっています。志野文音の音楽的背景やアプローチについても興味深いです。彼女はクラシック音楽のキャリアが輝かしく、エレクトロニカの世界でも新たな挑戦を続けています。彼女はこれまで、日本、ヨーロッパ、南米の様々な音楽祭やコンサートホールで名門オーケストラと共演し、アニメ、映画、テレビ CM の音楽制作にも携わるほか、音楽教育の分野でも活躍しています。現在は、兵庫県・芦屋ラジオやロサンゼルスの TJS ラジオで放送されるTokyo Harmonics というラジオ番組のホストも務めています。
彼女は大学時代にブライアン・イーノ、エイフェックス・ツイン、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、スティーヴ・ライヒなどに影響を受け、日本国内ではレイ・ハラカミやススム・ヨコタの音楽に強く魅了されました。その後、Sublime の親会社である Musicmine の天野秀起と出会い、彼の提案により、ヨコタの音楽をクラシック・ギターで再現するアルバムの制作を依頼されました。結果として『Sakura: The Timbre Of Guitar #1』が誕生しました。